アクセルとブレーキを同時に踏んでしまうことは、自然なことです。

何かに向かって行動するとき、アクセルとブレーキを同時に踏んでしまうことは、よくありがちなことです。

その事に気づいたからと言って、簡単にブレーキから足を放せるわけではありません。

なぜなら、ブレーキを踏むには踏む理由があるからです。





それは、過去の経験から来ています。

過去に何か酷い目に遭ったり、あるいは酷いことをしてしまったりして、同じ過ちを繰り返さないようにしようと頑張っているのです。





つまり、意識は今ここに居ず、過去の出来事の中にいるのです。

それは数年前かもしれません、あるいは、数十年前、あるいは過去生で中世のヨーロッパや江戸時代の日本かもしれません。

体は現代にあっても、意識は過去の中に生きており、その状況の中に囚われているのです。

そのような状態で、ブレーキから足を放そうとしても、そう簡単にはいきません。





それは、関係するチャクラに蓄積された過去の怒り・恐怖・不安・恐れ・悲しみ・無力感・罪悪感・嫉妬・・・といった感情、そして、自分自身や他人や社会についての間違った信じ込み、さらに自動的に自分を動すプログラムからなっています。





ですから、チャクラに蓄積された感情や、自分自身や他人や社会についての間違った信じ込み、さらに自動的に自分を動すプログラムを癒してあげればいいのです。

それらが癒されたら、もうブレーキを踏む原因が無くなります。

そうしたら、あとは自然に前へとスムーズに進んでいきます。





ヒーリングを受けるにあたって、ブレーキを踏む原因が何なのかを自分で見つけたり思い出したりする必要はありません。

そういったものは、今の日常の中に現れています。

ですから、今、感情を刺激されることや、うまく行きそうになるといつも何かの邪魔が入ってダメになるというような状況について話していただくだけで大丈夫です。





それを話していただいている時に、原因であるエネルギーがありありと浮かびあがってきます。

なぜなら、数年前のものでも、数十年前のものでも、あるいは過去生で中世のヨーロッパや江戸時代の日本のものでも、その過去のエネルギーは今あるからです。





そして、それが癒される時に思い出さなくても大丈夫です。

それが癒されたなら、ブレーキから足を放して、アクセルを踏み、今を楽しむことができるようになります。

もし、思い出すことで今をよりよく生きるための叡智となるなら、それが癒される過程で自然と思い出します。

これもまた、本来の自己を思い出す旅の興味深いことの一つです。