Q ヒーリングする時、どのようにして自分を守っていますか?

Q ヒーリングする時、どのようにして自分を守っていますか?

 

A 全く守りません。むしろ反対にクライアントのエネルギーとひとつになります。

 

 

サトルボディヒーリングでは、先ず、自分自身を癒すことから始まります。

 

 

私は、体が壊れて死にかける位大変でしたから、それはもうたくさんの怒りと恐怖を抱え込んでいました。

 

恐怖や怒りを抱え込んで居ると、恐怖や怒りを感じさせられる人や状況を引き寄せてしまいます。

そして、目の前に引き寄せた人や状況について感じる怒りや恐怖と、自分の中に蓄積されている怒りや恐怖の両方を感じます。

ですから、余計に大変になって、余計に感じることができず、怒りや恐怖をさらに蓄積してしまいます。

 

そうなると、さらに大変な人や状況を引き寄せてしまいます。

そしてまた、目の前に引き寄せた人や状況について感じる怒りや恐怖と、自分の中に蓄積されている怒りや恐怖の両方を感じます。

ですから、余計に大変になって、余計に感じることができず、怒りや恐怖をさらに蓄積してしまいます。

 

 

 

ですから、それはもう大変な怒りと恐怖を抱えていました。

それは、叩き斬ってやりたいほどの怒りだったり、震え続けるしかない恐怖だったり、まるで刃物で滅多刺しにされたような傷だったり。

 

 

何か感情を刺激される出来事が起こる度に、自分の中で反応している感情や間違った信じ込みを癒し続けました。

それは、ハートに繋がり、感覚を内側に開いて、傷や感情に気づいて、それをそのままハートで受け入れることによって起こります。

 

 

始めの内は、まだハートが充分に強く大きく育っていませんから、オドロオドシイ恐怖や人を殺してしまいたくなるような怒りは、なかなか受け入れることができませんでした。

 

でも、受け入れるしかありませんから、受け入れていきました。

最初の内は、一つの感情を癒すのに2時間とか3時間も掛かっていました。

それこそ、ただ感じて一緒に居るだけでも大変でした。

 

 

でも、どんなにオドロオドシイ恐怖でも、人を殺してしまいたくなるような怒りでも、ただハートで受け入れて愛で包み込んであげるだけで、やがて溶けて消えていきました。

 

 

その時、気づきました。

どんなに酷い傷も、どんなに酷い感情も、ただ気づいてもらい、認めてもらい、受け入れてもらい、愛されたいだけなんだと。

そして、どんなに酷い傷や感情も、嫌ったり避けたり守ったりする必要は無いんだと。

 

 

 

 

サトルボディヒーリングでは、一年目の最後のトレーニングで、他者をどのようにして癒すことができるのかを体験します。

その時も、自分をどのようにして守るのかという事は教わりません。

むしろ、その必要は無いという事を体験します。

 

 

クライアントさんの中にあるどんなに酷い傷も、どんなに酷い感情も、ただ気づいてもらい、認めてもらい、受け入れてもらい、愛されたいだけなのです。

ですから、全く守るということはしません。

むしろ、逆に、クライアントさんのエネルギーとひとつになり、まるでクライアントさんになったかのように自分の体の中でそのエネルギーを感じます。

そして、ただ気づいて、認めて、受け入れて、愛で包み込みます。

どんなに酷い傷も、どんなに酷い感情も、その中で癒され溶けて消えていきます。