私たちは、無限なる意識が、体を通して表現されたものです。

私たちは、無限なる意識が、体を通して表現されたものです。




その無限なる意識が、なぜこんなにも自分をちっぽけで無力に感じているのでしょうか?

なぜ、こんなにも苦しんでいるのでしょうか?




それは、無限なる意識が、これまでの転生の中で溜め込まれた膨大な数の傷や感情や間違った信じ込みによって覆い隠されてしまったからです。

膨大な数の傷や感情や間違った信じ込みは、壁のようになり、中心に在る無限なる意識から切り離されてしまったのです。

結果として、意識の一番外側にある思考に同一化してしまっているのです。

思考というのは、無数の点の集まりであり、ちっぽけで無力なものなのです。



 

思考に同一化していると、これまでの転生の中で溜め込まれた膨大な数の傷や感情や間違った信じ込みを通して世界を見ます。

だから、こんなにも制限され、不幸で、苦しんでいるのです。




無限なる意識との繋がりを取り戻すためには、その壁を溶かしてあげなくてはなりません。

膨大な数の傷や感情や間違った信じ込みが癒されたなら、中心に在る無限なる意識との繋がりを取り戻します。

すると、内側深くにある無限なる意識が、この体を通して輝き、体を超えて拡がっていきます。

中心の空と、体の外側に拡がる無限のスペースが、ひとつになります。



 



その体験は、ある人にとっては、瞬間的に起こります。

しかし、大多数の人にとっては、それはゆっくりとしたプロセスで進みます。

一つ一つ、傷や感情や間違った信じ込みと向き合い、受け入れ、変容していくのです。

なので、瞬間的なプロセスで通過した人は、大多数の人たちのサポートをすることができません。




大多数の人たちのプロセスは、ゆっくりと進みます。

始め内は、あまりにもたくさんのものを抱え込んでしまっているため、良くなっているのか悪くなっているのか、前に進んでいるのか後ろに下がっているのか、分かりません。

それは、とても不安なものです。



 

旅の中盤では、より良くなっていて、前に進んでいることが分かっても、このプロセスはいったいいつまで続くのか、と挫けそうになります。



 

旅の終盤では、より良くなっていて、前に進んでいることが分かっても、まだまだ突き抜けることができず、このプロセスに終わりはあるのか、と希望を失いそうになってしまいます。




瞬間的に突き抜けた人は、その旅の途中の
人たちに対して、どうサポートしていいのか分かりません。

そのような人たちにサポートするためには、同じようなブロセスを通り抜ける必要があります。

それを体験することで、本来の自己へ戻る旅の、どの過程にいる人にも、サポートできるようになるのです。