瞑想とは、「考えないようにしよう!」と考えることではありません。

瞑想とは、「考えないようにしよう!」と考えることではありません。

お寺や何かに瞑想しに行くと、「考えないようにしてください。」と言われたりしますよね。

でも、考えないようにするのもまた、思考なんです。

だから、考えないようにしようとするほどに、考えてしまいます。

これは、当然のことなのです。





昔の人たちは、もっと素朴な人生を生きていたので、ただ座るだけでも深く内側に入れたと思うんですね。

でも、現代の私たちは、ほとんど全部のエネルギーが頭に集中していて、体にも気づいていません。

今ここに居ないのです。




そして、たくさんの感情を抑え込んで生きている。





そんな状態でいきなり座って瞑想しようとしても、うまく行く訳はないのです。

座った途端、それまで隠れていた思考が浮かび上がってきます。
急に出てきたわけではなく、自分が動いていることで気づかなかった思考に気づいてしまうのです。

そして、感情もまた思考を活性化してしまいます。

そんな状態で考えないようにしようとするのは、無理なことなのです。





そもそも思考とは、本当の自分ではないのです。

ですから、思考を何とかしようとするのは間違いなんです。

思考については、何もしないのがいいのです。

思考に気づいている意識に戻る事。

そこにいながら、思考を空に浮かぶ雲を眺めるように観照する。

そうすると、思考にエネルギーを注がなくなるので、その思考はどんどんエネルギーを失っていき、消えていきます。



これが、瞑想の何たるかです。

そして、それを簡単に体験できるのが、ハート瞑想です。

そして、思考を活性化する感情を癒してあげるのも、瞑想が起こりやすくするのに助けになります。